図書館のBLOG
📚アウシュヴィッツの図書係
更新日:2020年03月13日
絶望にさす希望の光。それはわずか8冊の本
─── 実話に基づく、感動の物語 ───
1944年、アウシュヴィッツ強制収容所内には、国際監視団の視察をごまかすためにつくられた学校が存在した。そこには8冊だけの秘密の“図書館”がある。その図書係に指名されたのは14歳の少女ディタ。本の所持が禁じられているなか、少女は命の危険も顧みず、服の下に本を隠し持つ。収容所という地獄にあって、ディタは屈することなく、生きる意欲、読書する意欲を失わない。ディタは嬉しかった。彼女にとって、本は「バケーションに出かけるもの」だから。ナチスの脅威、飢え、絶望にさらされながらも、ディタは屈しない。
その懸命な姿を通じて、本が与えてくれる“生きる力”をもう一度信じたくなる、感涙必至の大作! 他にも「アウシュヴィッツのタトゥー係」(双葉社)、「アウシュヴィッツの歯科医」(紀伊國屋書店)もあります。