図書館のBLOG
📚線は、僕を描く
更新日:2020年05月11日
「線は、僕を描く」
砥上 裕將
「王様のブランチ」でも絶賛された作品です。
小説の向こうに絵が見える!美しさに涙あふれる読書体験。
両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。書くのは「命」。
初めての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。