図書館のBLOG
📚この本を盗むものは
更新日:2021年01月19日
この本を盗むものは
深緑野分 著
「あぁ、読まなければよかった!これだから本は嫌いなのに!」
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて‥‥。
(著書紹介より)森見登美彦氏が「本の魔力と魅力を詰め込んだ、空想の宝箱!」と推薦する1冊だ!是非読んでみよう。